【「よい気」と「わるい気」、

【「よい気」と「わるい気」、
きみはどちらを吐いているか】

どんなに混雑していても、ディズニーランドではつかれを感じない。

逆に、満員電車に乗ると、少ない時間でもつかれを感じてしまう。

この先は、「空気」と大きく関係している。

これは、心理学者の先生から聞いた話である。

一つの部屋に十人が集まって、二通りのことを考える。

まず、その十人に嬉しいこと、楽しかったことを一分間思いうかべてもらう。その部屋へ、なにも知らない一人にはいってもらう。

すると、その人は、その空気を読んで、「ああ、皆、とても幸せそうだな」と感じるそうだ。

逆に、悲しかったこと、つらかったことなどを一分間、思いうかべてもらう。

そこへ、また、なにも知らない一人にに入ってもらう。すると同様に「皆、とてもいやな気分だな」と伝わるそうだ。

これは、百発百中当たるという。

「人の心が、その場の空気をつくる」ことが証明されたのである。

人間は、よい時にはよい気を、いやな時にはいやな気を発しているのだ。

これは、お店にも当てはまる。

お店に入った瞬間、店員が気持ちよく働いている店では、そのよい気がお客様に伝わる。

店員がいやいや働いている店は、そのいやな気が充満しているため、「このお店、いやだな」という空気が、お客様に伝わってしまう。

私が訪れたある店は、店員にまったく笑顔がない店だった。

店に入った瞬間、私はいやな空気を感じた。その原因を探ろうと店員を見ていると、店員がまったくお客様をみていない。

「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」も、空に向かって声を出しているだけだった。

オーダーを取りに来た店員は、私たちの目をみようとしなかった。

挨拶とは目と目のふれあいである。

普通ならば、目を見て笑顔で挨拶をするはずが、そっぽを向いておしぼりを渡す。

笑顔のない店に手を打つ方法は、たった一つ。その店をつぶすことである。

何もそこまでと思う人がいるかもしれないが、ここまできてしまった店はつぶすしかない。

「お金をもらっているのだから、ちゃんと働きなさい」とつまらないことをいうつもりはない。

むしろ声を大に、「人間として優しく、品源として誠実に、人間として責任を果たしなさい」言いたい。
よい気を吐く人は、人間として優しく、誠実に、責任を果たしている。

88の贈る言葉より

今日からでも良い。心から挨拶できる自分でありたい。

「おはようございます」と先ずは感謝の気持ちを伝えよう。

笑顔を絶やすな、調和をはかれ。

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