スタッフや美容師さんに伝えるべきメッセージ

スタッフや美容師さんに伝えるべきメッセージ
美容師”自立、独立”支援室 026
【 自分の考えで店は作るんです 】
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店を出す。店を持つ。
少々のお金と信用さえあれば誰でも出来ることです。
かつて私は、店の開店のお手伝いをしていたことがあります。
年間で50、それを3年ほど
99%の店は、一応開店後に軌道に乗りました。
しかし、3つの店は開店後、直ぐに店を畳んだんです。

今日は、その第3話
【 自分の考えで店を作るんです 】

都内の私鉄沿線駅裏路地の物件
この店はメインコンサルがいて、その関係から私も新店立ち上げのプロジェクトに参加したもの。
オーナーは、このコンサルに絶大な信用を寄せ、言いなり状態。
このコンサルの実力といえば、調整力に優れた人という感じ。ハッタリ屋、自身は、マーケティングや美容室の開業についての知識は乏しく、それゆえに私をプロジェクトに参加させた次第。
私もそのオーナーと会うことはなく、コンサルの指示に従ってラグジュアリーをテーマにしたマーケティングプランを作成したもの。
一応簡易な市場調査をし、コンセプトを決め、サロンのメニューから、広告展開まで完璧なオープンパッケージを作成しオーナーに提案。
オーナーは企画を理解したというよりも信頼しているコンサルからの提案をまる飲み。

こうして店は華々しくオープン
開店数日は、50%オフというチラシの効果もあって大盛況。
しかし、月を追っても業績が一行の改善されない。

メインコンサルは、もうその店に対して興味もなく放置状態。一応私が気になったのオーナーに状況を聞きに訪問、
そこでわかったのは、素晴らしい企画だったが店の実態とは合わず、それゆえに過大広告になり、リピート率が極端に低いという。
スタッフは、この店のために急遽募集で集めたもの。
服装を見て唖然、ラッパーにみいな格好や、それこそ普段着や、中にはドレスシャツにネクタイ、そしてカジュアルなワンピースなど、バラバラ。言葉遣いもバラバラ。なんの統率もない。
まあ、内装はともかくスタッフはラグジュアリーにはほど遠い状態。
提案したマーケティングプランだど、誰も意識せず、勝手気儘なスタイルで営業。
それでいて近隣の店より10%程度高い値段設定。
これが評判を落とした原因。

その後私が参加して幾度かミーティングを重ね、活動修正を試みるも、一時的に改善されても、しばらくするとまた元に戻る有様。

しばらくすると店内はギクシャクし、遅刻、当日欠勤は日常化
しまいには店の程をなさないような状態。

結局一年半、店を続けたが赤字が大きく店を譲って徹底した。
ここでの反省は、実際に運営する経営者の考えを元に店の展開を組み立てなかったこと。
現実を踏まえた展開ではなかったこと。(コンサルの考えた机上の空論)

介在したコンサルがカタチばかりの仕事で開店までの関わり。
その後のファローは一切なし。

それゆえ開店後、経営者は、何をどうすれば良いかもわからず、またそこでスタッフ任せにしたこと。
結果、高いだけで内容の無の店という評判が広がり集客に行き詰まり。

原因は、オーナーに主体性がなかった。
100%人任せ、そして任せたコンサルもスタッフも無責任

店は自分が自分の思いで作るんです。
外部は使いこなすものであって、任せきるものではないです。

このオーナーは、幸い繁盛していた本店があったのと店をある程度の値段で売ることができたのですでに借金を返済し、最悪の自体は脱しています。

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