働く美容師さんに伝えるべきメッセージ
美容師自立、独立支援室 045
【 最低限のビジネススキルを持とう 】
先だってあるテレビに元オリンピック選手がコメンテーターとして出演していました。
その番組の中で選手の現役引退の話となり、選手引退後一般社会に溶け込むのに苦労をしたという話が出ていました。
なにせ幼い頃からスポーツ漬け。
スポーツ以外は、何もできず、何も知らず、引退を機に就職しようにもスキルがないので就職先が見つからない。
いっとき広告塔として重宝がられてもやがてお荷物になるんです。
これはプロ野球選手やJリーグのサッカー選手にも言えるそうです。
一般社会における常識、職場における基本スキル。
これがなければ、肉体を駆使するパートや作業員の仕事しかないんです。
指導者やコーチや監督としてスポーツ関連に再就職できる人は、ほんの僅か。あとは、一般社会に放り出されてしまうそうです。
その時、生きていけるか?
まず必要になるのは一般常識、ビジネスマナー、対人コミュニケーション。そして今の時代はパソコンのスキルです。
ワード、エクセル、パワーポイントは最低限。
その元オリンピック選手のコメンテーターは引退後、スクールに通いこれらのスキルを身につけたそうです。
さて、これは美容師として一緒です。
美容師として働いている時は、一般常識や一般的なビジネスマナーは、それほど必要ないのかもしれません。またパソコンを自在に操る必要もありません。
しかし、何かをしようと考えた時に一般常識やビジネスマナー、対人コミュニケーションは必要になるんです。
パソコンを操作できた方が、良いんです。
ましてや起業(独立開業)を目指す人であれば、これらは必須です。
情報リテラシー( 情報リテラシーinformation literacyとは、情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力)がなければやりたいことができないんです。
美容師だからで通用するのは、一般のプレイヤー
美容師として一歩抜け出すためには、一般社会で通用する最低限のスキルがいるんです。
みなさんが認める美容師または経営者として成功している人は、こうしたスキルを皆、身につけていることに気づいてください。
それが人生にチャンスをもたらすんです。