働く美容師さんに伝えるべきメッセージ
美容師”自立、独立”支援室 035
【 教わる時に教え方を考えなさい 】
美容師は職人です。
誰かから指導を受け、教わり、訓練を積み美容技術者に育っていきます。
出来ないから出来るになるには3年程度?
そこからさらに指導を受け、訓練を積み重ねすごい美容師を目指していきます。
しかし、ある程度出来るようになり、売上もそこそこ上がるようになった段階で自分は、出来ると思った途端に成長は止まります。
なぜなら更に高いレベルを求めなくなるからです。
この段階で成長が止まる人の特徴は、単に教わってきた人です。
こういう人は、ある程度出来るようになったことで、もう教わることはないと錯覚してしまうんです。
この段階を超えて成長する人は、技術を教わるだけでなく教わっている時に教え方も考えていた人なんです。
シャンプーを教わっているときにシャンプーの教え方も考える。
どうしたらシャンプーが上手くなるかだけでなく、どうしたらこのシャンプーという技術を教えられるか?
教えることを考えることで正しい技術を頭でも理解し、そして理に叶った技術を身につけるんです。
こうした学びの習慣を持っている人は、やがて技術だけでなく営業、そして美容室のあり方へと思考を進化させます。
あり方を考え、その考えの元に学ぶ人なんです。
こういう人のことを自立しているというんです。
教わるという受け身ではなく、学ぶという能動的な姿勢です。
こうした人は人材から人財に変わり、やがて自立の延長で起業という扉を開けるんです。
単に教わるな、教わりながら教え方を考えろ。
教える立場の方々、是非、この学び方を教えてあげてください。
そうしたら一生修行を続ける有能な人財に育ちます。