スタッフや美容師さんに伝えるべきメッセージ
美容師”自立、独立”支援室 027
【 人任せでは上手くいかない 】
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店を出す。店を持つ。
少々のお金と信用さえあれば誰でも出来ることです。
かつて私は、店の開店のお手伝いをしていたことがあります。
年間で50、それを3年ほど
99%の店は、一応開店後に軌道に乗りました。
しかし、3つの店は開店後、直ぐに店を畳んだんです。
今日は3つ目の話
これは私の反省です。
30代半ばでの独立。
営業から依頼で開店関わるマーケティングを担当しました。
地域調査からコンセプトメーキング、メニュー設定から広告宣伝まで一切。
我ながらここの企画は、素晴らしいものだったと今でも思っています。
しかし、結果はダメでした。
それ理由は、オーナーの思いが微塵も入っていなかったからです。
企画自体は素晴らしくても絵にかいた餅。
結局は、私は1〜10まで考えたものであって、オーナーの考えていた店ではなかったんです。
それによってプランの9割は実行できず、やはり誇大広告のようなカタチになり、開店当初は広告効果で客を集めることはできたのですが、リピーターがままならず、開店3ヶ月以降は売上低迷。
黒字になることなく、1年半で店を閉めました。
この案件は悪い事をしたと反省しています。
要は運営する人の思いや考えでないと、どんな素晴らしい企画でも
それを実行できないという事です。
依頼を受けた第3者は、依頼者の考えを基にして企画をする。
この基本を逸脱し、依頼者に代わって企画をしてしまった事です。
依頼する側は、誰であろうと任せ切らない。
利用するという立場で外部の機関を活用しないとダメだという事です。
そう自分の考えで店を作る。
そこを始発点にしなと起きる事態に対応できないんです。