働く美容師さんへのメッセージ
美容師自立、独立支援室 138
< 真のプロを自覚しなさい >
店販商品を売っていますか?
メニューを売っていますか?
お客さまと接した時に営業という意識を持ってますか?
商品を売ろうとするとお客さまが嫌がる。
メニューを売ろうとするとお客さまが嫌がる。
基本お客さまの希望を叶えるようにしている。
だから商品もメニューもあまり勧めない。
そもそも美容師は、営業じゃないんだから、なんて思っていませんか?
営業って物を売るではないんです。
営業ってお客さまに最高を提案し最適を提供する。
お客さまへの質の高いサービス行為なんです。
考えを売る行為、自分の価値を提供する行為なんです。
美容師としての価値は、この営業にあるんです。
お客さまの言った通りにやるなら誰でもいいんです。
そこに人が介在する。
人の価値を表す行為が営業なんです。
名医の価値って見立てと提案なんです。
患者さんから症状を聴き、触診し、視診し、検査をし、その病気を特定する。
その上で処置の仕方を考え、患者に提案する。
プロの見立て、プロの提案です。
美容師も一緒です。
だから売ることが優先じゃないんです。
そのお客さまを最高の状態にすることが目的であり、そこにプロとしての見立てと、提案が必要なんです。
すると結果、物が売れたり、メニューが売れたするんです。
そして、それによってお客さまが満足すると、お客さまは信頼、信用してくれ、通い続けてくれるんです。
物を売るのが営業ではありません。考えを売るのが営業であり、その結果物が売れるんです。
だから物やメニューを売る人は、プロとしての仕事をしているんです。